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笑顔の歴史
今日は我が家唯一のわんこ、リブとの出会いお話などをちょっと(長いけど)。

リブの年齢は一応、8歳となっていますが、実はこれは推定年齢。
実年齢は不詳です(^^;;
3年半ほど前の秋に、趣味の低山登りの山頂付近で
一人でうろうろしているビーグル犬に出会いました。
通りかかったおじさんの話ではその犬はずっとひとりで歩いていて、
色んな登山者の後について行っては追い払われていたようです・・・。

呼ぶと大人しくついてくるので保護してみると、見たこともないぺらぺらの
ビニール製の汚れた首輪。そこには鑑札を外した後がくっきりと。
その山の近所で同じようにガリガリにやせたビーグルを拾った知り合い
がいるので、やっぱり。  ・・・おまえも捨てられたんだね。
健康診断のために連れて行った動物病院では年齢は推定「3~7歳」とのこと。
要するに若い犬ではないが、年寄りでもないという事らしい。
で、ちょうど真ん中をとって当時5歳ということに。

保護当初は私たちのマンションでは犬は飼えず。
やむなく実家の庭で保護しながら里親探しをしようと思っていました。

だが、リブの引っ張りに2頭引きに悲鳴をあげていた実家の母の散歩を
手伝いに行くうち庭でジタバタと喜ぶ犬をみて夫婦してすっかり情が湧いてしまい。
私たちが里親になれないか?と思い始め・・なんとか一緒に住めるように
と急遽、不動産屋を走り回って今の家を購入してしまいました(爆)
(旦那ちゃんの実家には今でも犬のために家買ったなんて言えません(汗)


でも私達夫婦はもともと、いつか犬を飼いたいと思っていたし。
その時は保健所にいる成犬の里親になると決めていたので
きっとこれも、運命だったんだと思っています。



これは、保護してしばらくたってましたが
まだ実家で過ごしていた頃の写真。思いっきりオヤツでつってます。
笑顔の歴史_a0075828_1418493.jpg


か、かわいくない・・・・・。
これでも当時は、笑顔でかわいい写真だと思っていましたが。
今見ると 目が笑っていないですよね~~。
僕はひとりで生きていくんだ、とまるで野良のような目つき。


我が家で暮らすようになってからは、庭ではなく室内飼いになりました。
まずは人とのコミュニケーションがまったくとれない子だったので
しつけは最低限にして沢山話しかけ、ほめることからはじめました。

いい大人の犬なのに「お座り」も「待て」も「おいで」も何も知らなかったね。
なのに、何故かトイレシートだけは完璧だったね。
手のひらを見せると、小さくうずくまって震えてしまったからきっとぶたれていたんだね。
杖をついて歩いているお婆さんから逃げていたね、棒が怖かったんだね。
雨の散歩の後体を拭くと迷惑がって逃げてたよね、
きっと体を拭いてもらったことなかったんだよね。
お座りを覚えて、ほめてあげても迷惑そうにしてたよね、
ほめられたことなんてなかったんだよね。
ボールもピーピー鳴るおもちゃも不思議なもののように眺めるだけだったね、
おもちゃで遊んだことなかったんだね。

少しずつ、少しずつリブなりに成長してきました。
でもオヤツの為の「お座り」「お手・おかわり」のマスターの早かったこと!
さすが、ビーグル。
今ではまったく人の手も怖がらなくなりました。
ずっと鳴らせなかったおもちゃも、ピーピー鳴らせるようになったし。

そして、おやつがなくてもこんな笑顔も見せてくれるようになったね。
やっぱり、目がちがう。
笑顔の歴史_a0075828_14401515.jpg



そしてうちの旦那ちゃんは、リブにめろめろ。
「リブは神様からの贈り物」といっています・・・。

あの日あの山に行って、出会えてよかったよ、リブ。
by tamutonton | 2006-07-27 14:45 | リブ〔犬9歳♂〕
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