ちょうど退院時にたむの切断した前足
の病理検査の結果が出ました。 以下その病理検査の結果をそのまま転記します。 『 診断名 軟部組織肉腫 組織所見 腫瘍は非上皮細胞の腫瘍性増殖からなります。 腫瘍細胞は紡錘形を呈しています。 腫瘍細胞は部位により軽度から中程度の異型性を示し、 核分裂像は少数です。核分裂指数は0.7/強拡大視野です。 腫瘍細胞は粘液を産生しながら増殖しており、一部で少量の コラーゲンの形成が認められています。 密度は疎から中程度です。 腫瘍細胞は流れるような模様を形成しながら増殖しています。 腫瘍細胞は周囲組織に浸潤性を示しています。 本標本上マージン(-)であり、脈管内浸潤や腋窩リンパ節 転移病巣も確認されません。 コメント特徴にかけており由来を特定できるような特徴的な所見は 認められませんが、粘液繊維肉腫や悪性神経鞘腫などが考え られます。いずれにしても軟部組織肉腫の範疇の悪性腫瘍です。 形態学的悪性度は低~中程度です。 本標本上マージン(-)であり脈管内浸潤や腋窩リンパ節転移 病巣も確認されませんが、しばらくの間は再発、転移に関する経過 観察が必要です。 』 退院直後のむー 〔軟部組織肉腫〕なんて、聞いたことのない病名でした。 でも「肉腫=癌」なんですね。 何でも上皮組織(体表に連なる消化器、子宮、肺などの 表層部分のこと)にできる悪性腫瘍を癌とよび、 それ以外にできる悪性腫瘍は肉腫と呼ぶらしいのです。 また軟部組織とは「筋肉・脂肪・血管・神経などの組織」とのこと。 私もまだまだ、この病気について勉強中ではありますが、 たむが罹ったこの 軟部組織肉腫とは 猫の場合、稀に猫白血病ワクチン接種によりこの腫瘍が 発生するケースがあることです。 今回のたむの場合は、完全室内飼いの為と私の判断で 白血病のワクチンは接種していなかったので ワクチン接種が腫瘍発生の原因ではありません。 ですので、原因は不明。 ※2008年追記※ むーちゃんの妹猫のめいがワクチン誘発性の 線維肉腫になりました。 めいも白血病ワクチンはしていません。 いろいろ調べたら、3種ワクチンでも不活化ワクチンであれば 腫瘍化してしまうことがわかりました。 むーちゃんの軟部組織肉腫も「ワクチン誘発性」の可能性は あると主治医と腫瘍科専門医にいわれました。 この当時は違うと思っていましたが、今はむーちゃんのガンも 「ワクチン性肉腫」であったと思っています。 最近は布団にも来るようになりました ちょっと、ふっくらしたかな? まだ、病気について続きます。
by tamutonton
| 2006-07-08 09:31
| たむ・病気〔がん〕
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